矯正歯科
(マウスピース矯正/ワイヤー矯正)

矯正歯科とは
見た目だけでなく
“かみ合わせ”から整える治療

「矯正歯科」とは、歯並びやかみ合わせを整えることで、見た目の美しさだけでなく、噛む・話すといった機能面も改善する歯科治療です。
歯並びやかみ合わせが悪い状態(不正咬合)をそのままにしておくと、虫歯や歯周病のリスクが高まったり、顎関節症や肩こりなど全身への影響が出ることもあります。

きれいな歯並びは笑顔に自信を与えてくれるだけでなく、長期的な口腔の健康維持にもつながる大切な治療といえます。

松野歯科クリニックの矯正治療

松野歯科クリニック)では、

・透明で目立たない マウスピース矯正(インビザラインなど)
・幅広い症例に対応できる ワイヤー矯正(ブラケット矯正)

の両方に対応しております。
年齢やライフスタイル、歯並びの状態に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。

「自分に合う矯正方法はどれだろう?」と悩まれている方も、まずはお気軽にご相談ください。
初回カウンセリング(無料相談)も行っておりますので、安心して治療を検討していただけます。

矯正治療が
必要な歯並びとは?

「歯並びが少し気になるけど、このままでも大丈夫かな?」と感じている方は少なくありません。
しかし、歯並びやかみ合わせの不具合を放置すると、見た目だけでなく将来的な健康にも大きな影響を及ぼすことがあります。
ここでは、矯正治療を検討すべき代表的な症状と、そのままにしておくリスクについてご紹介します。

よくある歯並び・
かみ合わせの症状

 

◆出っ歯(上顎前突)

上の前歯やあごが前に出ている状態で、口が閉じにくかったり、前歯をぶつけやすいことがあります。
見た目だけでなく、発音やかみ合わせにも影響します。

 

◆受け口(下顎前突・反対咬合)

下のあごや前歯が前に出ている状態です。
噛みにくい・発音しづらい・顔立ちがしゃくれて見えるなどの影響があります。

 

◆過蓋咬合(かがいこうごう)

上の前歯が下の前歯を深く覆い隠しているかみ合わせです。
下の歯や歯ぐきを傷つけやすく、あごの関節に負担がかかることもあります。

 

◆叢生(歯のガタガタ・八重歯)

歯が重なり合ったり、ねじれて生えている状態です。
歯磨きがしにくく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

 

◆開咬(かいこう)

奥歯を噛んでも前歯が閉じず、すき間ができるかみ合わせです。
食べ物を前歯で噛みにくく、発音が不明瞭になることがあります。

 

◆すきっ歯(空隙歯列)

歯と歯の間にすき間がある状態です。
見た目が気になるほか、発音がしにくい場合もあります。

マウスピース矯正と
ワイヤー矯正の違い

矯正治療には大きく分けて 「マウスピース矯正」 と 「ワイヤー矯正」 の2種類があります。
どちらも歯並びを整える効果はありますが、治療方法や特徴が異なるため、ご自身のライフスタイルや希望に合わせて選ぶことが大切です。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の比較

比較項目マウスピース矯正
(例:インビザライン)
ワイヤー矯正
(ブラケット矯正)
見た目透明で目立ちにくい。
装着していても気づかれにくい。
金属やセラミックの装置が歯の表面に付くため、比較的目立つ。
取り外し自分で着脱可能。
食事や歯磨きがしやすい。
取り外し不可。
装置を付けたままの生活になる。
治療期間軽度〜中等度の不正歯列はワイヤーより短期間になることも。幅広い症例に対応可能。複雑な症例は期間が長くなる場合あり。
適応範囲軽度〜中等度の歯並びの乱れに適応。
骨格性の不正咬合などには不向きなことも。
ほぼ全ての歯並び・かみ合わせに対応可能。
痛み・違和感比較的少ない。
段階的に少しずつ動かすため慣れやすい。
調整後に痛みや違和感が出やすい。
口内炎になることも。
費用70〜100万円前後が一般的。
保険適用外。
70〜120万円前後が一般的。
装置の種類(金属/審美)で変動。
メンテナンス1日20時間以上の装着が必要。
自己管理が必須。
装置は固定式なので自己管理は不要。
ただし清掃が難しい。

見た目

マウスピース矯正:透明で目立ちにくい。装着していても気づかれにくい。

ワイヤー矯正:金属やセラミックの装置が歯の表面に付くため、比較的目立つ。

取り外し

マウスピース矯正:自分で着脱可能。食事や歯磨きがしやすい。

ワイヤー矯正:取り外し不可。装置を付けたままの生活になる。

治療期間

マウスピース矯正:軽度〜中等度の不正歯列はワイヤーより短期間になることも。

ワイヤー矯正:幅広い症例に対応可能。複雑な症例は期間が長くなる場合あり。

適応範囲

マウスピース矯正:軽度〜中等度の歯並びの乱れに適応。

ワイヤー矯正:ほぼ全ての歯並び・かみ合わせに対応可能。

痛み・違和感

マウスピース矯正:比較的少ない。段階的に少しずつ動かすため慣れやすい。

ワイヤー矯正:調整後に痛みや違和感が出やすい。

費用

マウスピース矯正:70〜100万円前後が一般的。

ワイヤー矯正:70〜120万円前後が一般的。

メンテナンス

マウスピース矯正:1日20時間以上の装着が必要。

ワイヤー矯正:装置は固定式なので自己管理は不要。

それぞれの
メリット・デメリット

歯並びを整える矯正治療には、大きく分けて「マウスピース矯正(インビザライン)」と「ワイヤー矯正(ブラケット矯正)」があります。
ここでは両者のメリット・デメリットをわかりやすくご紹介し、治療方法選びの参考にしていただけます。

マウスピース矯正
(インビザライン)

メリット

◆透明で目立たない
薄く透明なマウスピースを使用するため、装着していても周囲から気づかれにくく、見た目を気にせず矯正を続けられます。

 

◆取り外しができて衛生的
食事や歯磨きのときに外せるので、普段どおりに食事を楽しめます。
歯磨きもしやすいため、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。

 

◆金属を使わない安心感
金属アレルギーのある方でも安心して使用できるのが大きな特徴です。

デメリット

◆装着時間の自己管理が必須
1日20時間以上の装着が必要です。
外している時間が長いと、歯が計画通りに動かず、治療効果が十分に得られません。
自己管理が苦手な方には不向きな場合もあります。

 

◆適応できる症例が限られる
軽度〜中等度の歯並びの乱れには効果的ですが、重度の叢生(歯のガタガタ)や骨格性の不正咬合には対応が難しいケースもあります。
その場合はワイヤー矯正が選択されることが多いです。

ワイヤー矯正(ブラケット矯正)

メリット

◆幅広い症例に対応可能
マウスピースでは難しい複雑な歯並びや骨格性の問題にも対応でき、矯正治療の中で最もスタンダードな方法です。

 

◆自己管理が不要で確実に歯が動く
装置は歯に固定されているため、装着忘れの心配がありません。
毎日の管理が苦手な方でも計画通りに治療を進めやすいです。

 

◆費用の選択肢がある
金属のブラケットは比較的費用を抑えられ、審美ブラケット(白や透明)を選べば目立ちにくくすることも可能です。

デメリット

◆装置が目立つ
歯の表面に装置を付けるため、笑ったときなどにどうしても見えてしまいます。
審美ブラケットを選ぶことで目立ちにくくはなりますが、マウスピース矯正ほどの自然さはありません。

 

◆清掃が難しい
装置の周りに食べ物が詰まりやすく、歯磨きに時間がかかります。
丁寧なケアを怠ると虫歯や歯周病のリスクが高まるため、定期的なプロのクリーニングも大切です。

 

◆違和感や口内炎が出やすい
装置が頬や唇の内側に当たり、口内炎ができやすいことがあります。
慣れるまでは痛みや違和感を感じる方も少なくありません。

当院の矯正治療が
選ばれる理由

交野市の歯科医院(歯医者) 松野歯科クリニック では、お子さまから大人の方まで幅広く矯正歯科に対応しています。

見た目だけでなく、
“健康”も整える矯正治療。

精密検査と3Dシミュレーションによる治療計画

矯正治療は長期間にわたるため、最初の診断がとても重要です。
当院ではレントゲン口腔内スキャナーを用いた精密検査を行い、歯や顎の状態を詳しく分析します。
さらに、3Dシミュレーション「治療後の歯並びがどう変化するか」 を事前に確認できるので、安心して治療をスタートできます。

矯正専門医による治療と豊富な症例実績

矯正歯科は専門的な知識と経験が必要な分野です。
当院には矯正専門医が在籍しており、これまでに多数の症例を経験しています。
小児矯正から成人矯正まで幅広い対応が可能で、患者さま一人ひとりの歯並びやライフスタイルに合わせた最適なプランをご提案します。

目立たない矯正・部分矯正にも対応

「矯正は目立つから…」とためらっていた方もご安心ください。
当院では、透明で目立ちにくい マウスピース矯正(インビザライン) を導入しています。
取り外し可能なので食事や歯磨きも普段通りに行え、日常生活への負担が少ないのが特徴です。
また、気になる部分だけを整える 部分矯正(MTM矯正) や、効率的に歯を動かせる インプラント矯正 にも対応しております。

定期的なフォローと通院サポート体制

矯正治療は数ヶ月〜数年にわたる継続的な治療です。
当院では、定期的なチェックで治療の進み具合を丁寧に確認し、必要に応じて調整を行います。
治療中の不安やトラブルにもすぐ対応できるよう、患者さまとのコミュニケーションを大切にしています。

小児矯正から成人矯正まで幅広く対応

お子さまの顎の成長を利用する小児矯正では、将来の抜歯や外科手術のリスクを減らすことができます。
また、大人の方も年齢を問わず矯正治療を始めることが可能です。
「お子さまの笑顔を守りたい方」「大人になってからでも歯並びを整えたい方」、どちらにも最適なプランをご提案いたします。

矯正治療の流れ

01 初回カウンセリング
(無料相談)

まずはお気軽にご相談ください。
患者さまの歯並びやかみ合わせのお悩みをじっくり伺い、矯正の種類や治療期間・費用の目安をご説明します。
「矯正をするべきか迷っている」という方も、無料相談で疑問を解消できます。

02 精密検査

より正確な診断のために、以下の検査を行います。

・レントゲン撮影(顎の骨や歯の状態を確認)
・口腔内スキャン(歯並びを3Dデータ化)
・顔貌や口元の写真撮影

これらをもとに、歯の動き方やかみ合わせの状態を総合的に分析します。

03 治療計画・シミュレーション

精密検査の結果をもとに、治療方法や期間、費用をご説明します。
マウスピース矯正の場合は 3Dシミュレーションで治療後の歯並びを事前に確認できるため、イメージがつきやすく安心です。

04 矯正装置の装着

治療計画に同意いただいたら、いよいよ矯正装置を装着します。

 

◆マウスピース矯正の場合
透明のマウスピース
をお渡しします


◆ワイヤー矯正の場合
ブラケットとワイヤーを歯に装着します

 

装置の使い方や注意点についても丁寧にご説明しますので、ご安心ください。

05 定期調整・経過チェック

治療中は 1〜2ヶ月ごとに通院 していただき、歯の動きをチェックします。

 

◆マウスピース矯正の場合
新しいマウスピースへの交換


◆ワイヤー矯正の場合

ワイヤーの調整


歯磨き指導やクリーニングも行い、虫歯や歯周病を予防しながら治療を進めます。

06 保定期間(リテーナー)

歯並びがきれいになったあとも、そのままでは歯が元の位置に戻ろうとします。
そこで、リテーナー(保定装置) を一定期間装着し、歯並びを安定させます。
保定期間は通常 1〜3年程度。
この期間をしっかり守ることで、矯正後の美しい歯並びを長く維持できます。

よくあるご質問

  • マウスピース矯正は痛いですか?
    矯正治療は歯を少しずつ動かすため、装置をつけた直後やマウスピースを新しく交換した直後に「締めつけられるような痛み」や「軽い違和感」を感じることがあります。
    ただし、多くの場合は数日で慣れ、日常生活に支障をきたすほどの強い痛みではありません。
    ワイヤー矯正に比べるとマウスピース矯正は痛みが少ないと感じる方が多いです。
  • 矯正中に食事制限はありますか?
    マウスピース矯正の場合は、食事のときに装置を外すことができるため、基本的に食べ物の制限はありません。普段通りに食事を楽しめます。
    一方、ワイヤー矯正の場合は、硬い食べ物(氷やナッツなど)や粘着性のある食べ物(ガムやキャラメルなど)は装置の破損につながるため控える必要があります。
    また、装置の周りに食べ物が詰まりやすいので、食後の丁寧な歯磨きが大切です。
  • 治療期間はどのくらいですか?
    歯並びの状態や治療方法によって異なりますが、一般的な全体矯正では 1年半〜3年ほど が目安です。
    部分的な矯正であれば、半年〜1年程度で終わることもあります。
    また、矯正後には歯並びを安定させる 保定期間(1〜3年程度) が必要です。
著者画像

著者:松野 大地

【経 歴】
平成12年 国立岡山大学 歯学部 卒業
平成12年 医療法人 湯川歯科医院 勤務
平成15年 医療法人 幸加会 スギモト歯科医院 勤務
平成17年 江口矯正歯科クリニック 非常勤 勤務
平成24年 松野歯科クリニック 開業

 

【所 属】

日本顎咬合学会 認定医
日本歯科医師会 会員
日本口腔インプラント学会 会員
日本歯周病学会 会員
JPIスタディグループ メンバー
関西インビザラインスタディクラブ メンバー

 

【受講経歴】
H17 Dr miyauchi Esthetic Prosthodontic Preparation course
H18 3i Implant basic course
H18 Japan Prosthetic Institute 咬合診断コース
H20 日本顎咬合学会 一般口演 「咬合高径の設定基準」
H21 日本顎咬合学会 認定医 取得
H23 Alphatite Implant basic course
H24 Osseo Skarp Institute advanced traninng course